2011年12月2日金曜日

「きつい仕事ってなんですか?」と学生に聞かれた僕の答え


昨日は某専門学校で講師じみたことをやりました。30分だけですが。

質問であったのは
「きつい、辛いなぁ、って仕事はなんですか?」







僕の答えとしては
「何したら良いかわからない仕事。つまりゴールの見えない仕事。」と答えた。


仕事はどんなものでもきついし辛い事ばっかりだけど、
それも考え方次第なのかも、って思う事があって
例えば「この仕事は超早く片付ける!」と思えばちょっとゲームっぽくなるし(まぁそうでもないのもあると思うけど)、
徹夜が続いて滅入りそうな状況が続いても「これは修行だ・・・これを乗り越えたとき、俺はスーパー○イヤ人に・・・」と思えば頑張れるかもしれない(ことないか。徹夜はダメよ)。
後で振り返ると「ああ、あんな事もあったよね・・」と笑い話になったり(まぁならない事もあると思うけど)。

つまり、今やってる作業レベルでの「キツイ事」って、考え方次第である意味どうにでもなる。
どうにもならなくキツイのは、今やってることの先に何があるのかが見えない、何を目指せば良いのかわからない、乗り越えた先に待ってるパラダイスが見えない「目標不在」がキツイ仕事だと思うわけです。


たとえばWebサイト制作だと、
仕掛け人としてのプロデューサーがWebディレクターに対して
「何がしたいのか。その上でWebで何をする必要があるか」をきちんと伝えなくちゃいけないし、そのためにはWebで何が出来て何が出来ないかを理解しておく必要があると思う。
制作現場監督になるWebディレクターはデザイナーに対して
必要なものを整理したうえで「どんなものを作りたいか」をデザイナーがイメージできるように伝えなくちゃいけないし、そのために伝え方や解決方法を知ってなくちゃいけないと思う。
聞き手であるデザイナーは
「あなたが言ってるのはこれですね・・・私には見えますよフフフ」と答えられるように、日々いろんなデザインやアイデアのインプットを心がけなくちゃいけないと思う。

まぁ頭のプロデューサーとディレクターは同一であったり、全部同一であることもあるかもしれないけど、要はそれぞれのパートで「何しなくちゃいけないの?」がイメージできないと仕事は進まないし、進んでも「あ、行くところ間違えちゃった。」になったりして、結果寝ずにFUJIロックみたいな事になったりするよって事で。