まずはステップ1。
■オープンなソーシャルメディアとは?
facebookが世界中で広がっている要因の一つに「オープンなソーシャルメディア」という考え方があり、まずはこの「オープンなソーシャルメディアの仕組み」について説明します。
その仕組みを一言で言うとfacebookと他のウェブサイトやアプリを連携させる機能です。
ソーシャルメディアをオープンにする「コネクト」
日本人にとってのSNS(=mixi)と言うと日記を書いたりメッセージを交換したりコミュニティで交流したりと、基本はSNSの中で完結するコミュニケーションが中心となる。
だけど皆さんはSNSサイトだけにアクセスするなんて事しませんよね?他のウェブサイトだってアクセスするし、オンラインショップで買い物もするだろうしブログを見るかもしれないし、ニュースも見るしiPhoneのゲームもするし、外に遊びに行ったりする事もあるだろうし。そのような「SNS以外での活動や興味」をSNSと繋ぐための仕組みを「コネクト」と言います。
まず、クローズドなSNSを図解すると・・・
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クローズドなSNSの図。情報は全てSNS内で完結します。 |
コネクト技術を使ったオープンなSNSを図解すると・・・
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オープンなSNSの図。ゲームやブログや買い物等々、SNS外での活動情報をSNSに繋ぐ事ができる。 |
これまでのSNSではこういったコネクト技術が無かったため、他のウェブサイトやアプリ等と連携されずSNSの中だけでコミュニケーションを取るのが基本でした。逆を言えばSNS外での活動や行動についてはコミュニケーションしづらい環境だったものが、コネクト技術によって友人知人がどのような事に興味を持っているのか、どのようなゲームをしているのか(点数はどのくらいか)、どのような場所に遊びに行っているのかを日記やメッセージ以外で伝える事ができる。これがfacebookの特徴の一つと言えます。
今回は、オープンなソーシャルメディアとは?と題してクローズドだったSNSが「コネクト」によって外部のウェブサイトやアプリと繋がりオープンになる、という事をまとめてみました。このコネクトの仕組みを使った機能には「いいね!(Like)ボタン」や「コメント欄」といったソーシャルプラグインをはじめ様々な機能があるのですが、次回はfacebookのオープンと関わりがある「ソーシャルグラフ」についてまとめたいと思います。