って分かりにくい話をいまいち分からない人のためにするのってメチャクチャですよねほんますみません。
■facebookのオープン機能の代表格「ソーシャルプラグイン」
facebookの特徴の一つとして挙げられる「オープンなソーシャルメディア」。そしてオープンにするための「コネクト機能」によってブログやウェブサイトやアプリとfacebookを連携させる事ができるというのは先のエントリの通り。
連携させる事ができる機能は沢山あり、例えば「いいね!(Like)ボタン」や「コメント欄」といったソーシャルプラグイン。facebookにログインした状態でブログやウェブサイトにアクセスすると参加できる機能で、サイト管理者はいくつかのステップを踏む事で比較的簡単にウェブサイトに組み込む事ができます。
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いいね!(Like)ボタン |
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コメント欄機能。facebookにログインしている人だけコメントを入れる事が可能。 |
■facebookの秘密兵器「ソーシャルグラフ」
続いて、いよいよソーシャルグラフのお話。これがfacebookのオープン機能の中で一番ビジネス展開の可能性を秘めていて面白い。
まずfacebookは実名の登録を推奨していて、さらにプロフィールには沢山の情報を登録する事ができます。生年月日(年齢)、性別、国籍、住所、経歴、恋愛癖から好きなスポーツや宗教にいたるまでちょっと多すぎるほど。まぁ全て登録する必要は全くないし、プライバシーが心配な人は公開設定を細かく設定する事もできます。
で。「ソーシャルグラフ」とは一体何かと一言で言うと「人間関係図」と言うらしい。
個人情報(名前、性別、年齢、住所などの個人を特定する情報)・交友関係・Webの閲覧履歴からWebで残した興味関心(例えばいいねボタンやコメント入力)・個人とのコミュニケーションデータ(ウォールへの書き込みやメッセージのやり取りなど)、個人にまつわる属性情報と個人の行動から分析される情報を指します。
(超参考エントリ:「ソーシャルグラフ」ってなんだろう? - その意味やビジネス価値,争奪戦まで総まとめ)
ではこの「オープン化」されたソーシャルグラフを企業などのウェブサイトでどのように使うかと言うと、ウェブサイト上のコンテンツをfacebookユーザー個別のソーシャルグラフに合わせて変化させたり分析等への利用が考えられます。
例えばWeb担当者Forumではfacebookのいいね!ボタンが押された数をコンテンツのランキングに反映させたり(参照記事:サイトに設置した「いいね!」の押され具合をデータで解析する方法)、facebook Insightというウェブサイト上で「いいね!ボタン」を押した人達のグラフ(性別、年齢層、地域など)を解析するといったウェブサイトの解析やレポートに活用したり。
facebookがインフラ並みに発展している海外ではソーシャルグラフのFriendやBirthdayなどのデータを活用してもっと動的で面白いコンテンツを展開しています。その詳細については次のエントリでまとめていきたいと思います。