2008年9月23日火曜日

【WEB雑感】マス広告 VS ネット広告からの卒業 次世代マーケティングの作法(昨日のパネルディスカッションのまとめ)

もぉ結構読んでる人多いと思うけど、非常に興味のある話だったので。

マス広告 VS ネット広告からの卒業 次世代マーケティングの作法(昨日のパネルディスカッションのまとめ)
先日のMarkeZineで行われたパネルディスカッションの内容。そんなんじゃ口コミしないよの河野さんまとめ。

パネラーの豪華さはもちろん、ウェブの人で一番注目すべきはやっぱユニクロの勝部さんへの質問「ぶっちゃけUNIQLOCKは売上に貢献したの?」って話。結論としては
* 狙いとしては販促ではなくて、自分たちのメディアを創りたかった
* 短期的な売上はそもそも狙ってないし、ぶっちゃけ貢献もしてない

という所で、短期的な売上には貢献してないけど、そんなのは作る前から多分分ってた事かな、と思いつつ、ユニクロとUNIQLOCKの何がすごかったかっていうのはやっぱりココなのかな。と。
もうひとつ、社内の通し方についても勝部さんに聞いてみました。あるインタビューで2枚の企画書だけでゴーサインが出たというのもすごいんだけど、おそらく多くの企業内マーケターが新しい施策(それも短期的な売上に貢献しない施策)を通すのに困ってる状況において、どうしてペラ2枚の企画書からあれだけの規模のプロモーションが実現できたのかは、とても興味深いです。


宣伝会議のWD講座でProjectorの田中さんの話でもあったけど、企画というかアイデアのほぼメモ段階の話をちゃんと汲み取って実行に移すサインを出せる、っていう社内体制がすげぇ。その話についてはココ。
世界のテレビCMを超えたWEB広告「UNIQLOCK」・ウェブ開発物語 インターネット-最新ニュース:IT-PLUS


制作側のアイデア、熱意も重要だし、発注側(パートナーというべき?)のモチベーションや社内での理解度がやっぱりクリエイティブのブレを無くすには必要なんだなぁ、って。まぁ分っちゃいるんだけど、これがなかなか難しいわけで。