Twitterがこのコミュニケーションサービスを拡大するために、惜しみなくAPIを公開して多くのマッシュアップコンテンツが生まれ、サービスと連携し、爆発的にユーザーを増やし、膨大な「生の声」が驚くスピードで蓄積されていっている。まるで一揆。
一方、検索システムによる情報の集約とそれによる収益を作るGoogleやMicrosoftとしては、そんなプラットフォームで蓄積される情報をいち早く「使えるもの」にしたい。そのために検索契約を結んだ事での大金と、それによってキャピタルから大量の資金を調達できた事による黒字らしい。アメリカ的。
これまで、こういうプラットフォームによる収益構造って、私の勝手なイメージで
- 場所作る
- 人集まる
- 「場」としての信頼上がる
- 広告出す
- 大もうけ\(^o^)/
みたいな流れが基本と思い込んでたけどTwitterはそういうのとはちょっと違うようで。まぁ一時期有料化とかいう話が出たけれどあれは安直過ぎたと思うけどあれって日本だけの話なの?よくわかっとらんけど。
エントリーにも書かれてるけど、黒字は次の新しい収益を生み出すための土台になる気がする。
批評家らは、Twitterが広告や有料アカウントによって収益を上げようとする可能性に対しては懐疑的であり、Twitterの「会話」能力に現在大きな関心を寄せる企業らが、より詳細な分析をするための資金を捻出するだろうか
この「会話能力」と「分析」。ここがかなり気になる。
Twitterで形成されているコミュニケーションはTwitterの性質上「実社会」に近い所がある感じがあって、その中(オープンだけど)でされるツイート(会話)は日常のそれに近い。だから広告色の強い、あるいはスパムなリンクばっかりツイートする人は誰にもフォローされなくて、世界の中心でスパムと叫ぶだけになってしまうわけで。そうすると、自ずと「リアル」だけが必然と集まる。たまに誤報もあったりするけど、それも時系列の渦にあっというまに消えていく。
となると、そこで交わされる会話の内容は、きちんと集約・分析されれば企業にとってはのどから手が出る情報になりえるわけで。これが、調達した莫大な資金を元にTwitterのサービスとして稼動すると、大きな収益源になるんじゃないかと勝手に思い込んだというわけで。わかんないけど。